ABOUT特徴・研究開発

「農作業を楽しくしたい」
こうした思いから生まれたトレファーム®はより多くの「人」に農業に携わる機会を創り出します。携わる「人」が広がれば農業の役割も広がります。
トレファーム®を通じて「野菜づくり」から「生きがいづくり」へ、そして「コミュニティづくり」から「まちづくり」へと。トレファーム®で私たちは日本のより良い未来のために貢献したいと考えています。

砂栽培には①独自のストレス農法で野菜らしい味、②収穫後の日持ちが良い、③連作障害が起きにくい、④培地の廃棄処分の必要がなく環境にやさしい、⑤特別な農具が必要ない、⑥砂遊び感覚で作業ができるといった多くのメリットがあります。

砂は重いのが玉に瑕。でも堅牢かつ汎用性の高い建設資材を使用することで、逆に培地を腰の高さまであげて、作業性を大きく改善しています。

面倒な潅水を自動化することで手間のかかる肥料や水遣り作業を省略、細やかな潅水設定はストレス農法にも適し、水や液肥の無駄を防ぐことでランニングコストも抑えます。

トレファーム®は農業に不向きな傾斜地や高低差のある土地、駐車場や空き地など、場所を選びません。
古代より農業はコミュニティの礎でした。少子高齢化が進む現代において、トレファーム®を活用したコミュニティ再生やまちづくりを提案します。

東京農業大学農学 教授
峯 洋子 氏

栄養価や食味、店持ちに優れた高品質野菜を生産するためには、その野菜に適した栽培環境を整え、健全に生育させることが重要です。野菜の生育に必要な養水分を常に適切な範囲にコントロールして与えることは一般に高度な技術を要しますが、砂は土壌と比べて水はけが良く、肥料成分の吸着もないことから、自動潅液と組合せれば、根域の養水分を制御しやすい培地となります。トレファーム®による砂栽培は、土壌センサーや画像のデータ、インターネット経由のワイヤレス潅水システムを備えているため、当研究室ではそれらを活用することで、各作物の最適な根域環境条件を解明し、またその環境条件を誰もが容易に再現できるしくみを確立するための研究を行っています。

トマト栽培においては、吸水を制限させることで糖度の高い果実を生産できますが、味と収量を両立させるための適度な水ストレス条件を明らかにしています。

砂栽培では他の養液栽培で生産が難しいとされる結球レタスやニンジンなどの根菜類も栽培可能です。安定生産に向けて栽培管理体系を確立しています。

メロンやイチゴの砂栽培にも取り組みます。

大阪市立大学大学院工学研究科 教授
鍋島 美奈子 氏

トレファーム®は主に野菜の生産を目的とする施設ですが、住民同士のつながりを深めるコミュニティファームに適した施設としても注目しています。
当研究室では、生育環境や作業環境の向上を目的に、トレファーム®内の温度や湿度、放射など物理的な環境計測をおこない、暖房設備の省エネルギー化や、作業者の快適性向上に関する研究を進めています。
新しいコミュニケーションツールとしての機能を強化するためのサスティナブルデザインを追求したいと思います。

トレファーム®で新しいビジネスをお考えの方へ

現在、農業事業をお考えの企業様や社会福祉法人様を中心に、トレファーム®の活用方法や事業収支モデル等お問い合わせをいただいております。トレファーム®で新しい事業にチャレンジしたい方、ぜひご検討されている事業アイデアをお聞かせください。

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