ABOUT特徴・研究開発

建設技術を活かした高床式砂栽培農業施設「トレファーム®」

「トレファーム®」は、砂栽培農法を採用した農業施設で、厚さのある砂ベッドを利用します。特別な農具や機材を使わず、初心者や高齢者、障がい者でも容易に農作業に取り組むことができます。「トレファーム®」は、農業用ベッドを建設業界で使用する強固な足場材を活用して設計しており、高床式とすることで農作業の負担を軽減、砂あそび感覚で「楽しく、楽に、安全に」農作業することができます。また、自動潅水システムとIoT 技術により「初心者の方でも」プロ農家並みの野菜づくりが可能です。

砂栽培による簡単な農作業

砂栽培には①独自のストレス農法で野菜らしい味、②収穫後の日持ちが良い、③連作障害が起きにくい、④培地の廃棄処分の必要がなく環境にやさしい、⑤特別な農具が必要ない、⑥砂遊び感覚で作業ができるといった多くのメリットがあります。

強固な建設資材を活用

砂の重さを支えるため強度があり、汎用性の高い建設資材を活用します。培地を腰の高さまであげることで、身体への負担軽減し作業性を大きく改善します。砂栽培は作業が容易であるため、初心者や高齢者、障がい者の方も農業に参加しやすくなります。

IoT技術を活用した自動潅水システム

不在時にも安心。潅水を自動化することで手間のかかる肥料や水遣り作業を省略できます。細やかな潅水設定することでストレス農法にも適し、水や液肥の無駄を防ぐことでランニングコストも抑えます。
適切な栽培環境を維持することで植物の健康状態を最適化できます。

シェアリング農業(シェアリングシステム)

農作業を時間で切り分けてシェアします。貸農園とは異なる新しいカタチです。気が向いた時に気軽に参加して、もっと身近に農業を感じていただけます。

シェアリング農業(シェアリングシステム)とは

“トレファーム”は、自動潅水システムとIoT技術により「初心者の方でも」プロ農家並みの野菜づくりが可能です。貸農園の場合、作物を栽培する工程は全て個人が作業します。「シェアリング農業」は、主婦、学生、高齢の方や障がいをお持ちの方などが「サポーター」となり、農作業を分割(播種、定植、収穫、根処理、整地など)し当日必要な作業のみ行い、サポーターみんなでシェアしながら砂遊び感覚で楽しく農作業するシステムです。
シェアリング農業は、地域のコミュニティづくり、健康維持・生きがいづくり、就労支援、包括的な参加機会の創出、都市部での農への接点創出など数多くのメリットが創出されます。

サポーターの方々の声

精華町 50代 専業主婦

図書館の広告を見て参加しました。農業経験は初めてですが、気晴らしで参加しています(笑)。食料品売り場にないような野菜を育てることができますし、エゴマの葉やケールとかキャベツなどのできた野菜をもらって帰って、料理の研究に使っています。好きな時間に参加できるのもいいですね。

木津川市 70代女性

農業経験は初めてですが、ビニールハウスが建っていたので気になって参加したのがきっかけです。元々砂栽培の知識はあったのですが、実際に取り組んでみると、砂遊びのような感覚で子供時代に戻ったような楽しさが味わえています。若い人とも一緒にワイワイと作業ができるので、ストレス発散にも良いです。

精華町 60代男性

子供のころは田植えなども経験していたのですが、最近ではプランター程度の栽培でしたので、良い機会だと思い、楽しんで参加しています。参加してみると色々と農業について勉強ができるので、縛られない中での仕事として取り組んでいます。時間が空いたらトレファーム予定表を確認して、飛び入り参加をしています。

木津川市 60代男性

退職して時間ができたので、健康のために参加しています。野菜(空芯菜・ベビーリーフなど)をもらって帰り、近所で分け合ってコミュニティ活動楽しめるのが良いです。農業経験がない高齢者でも野菜を育てて売ることができるので、今後の高齢化社会に役立つシステムだと思う。

宝塚市 大阪公立大学
20代女性

大学ではエネルギーと環境問題を専攻しています。私が所属している大阪公立大学とで共同研究しているので参加しました。今は小松菜を栽培しているところで、研究の中では簡単で大がかりな作業とならないので作りやすいと思います。若い人たちがもっと農業に関わる機会が増えたらよいと思っています。

 

東京農業大学農学 教授
峯 洋子 氏

栄養価や食味、店持ちに優れた高品質野菜を生産するためには、その野菜に適した栽培環境を整え、健全に生育させることが重要です。野菜の生育に必要な養水分を常に適切な範囲にコントロールして与えることは一般に高度な技術を要しますが、砂は土壌と比べて水はけが良く、肥料成分の吸着もないことから、自動潅液と組合せれば、根域の養水分を制御しやすい培地となります。トレファーム®による砂栽培は、土壌センサーや画像のデータ、インターネット経由のワイヤレス潅水システムを備えているため、当研究室ではそれらを活用することで、各作物の最適な根域環境条件を解明し、またその環境条件を誰もが容易に再現できるしくみを確立するための研究を行っています。

トマト栽培においては、吸水を制限させることで糖度の高い果実を生産できますが、味と収量を両立させるための適度な水ストレス条件を明らかにしています。

砂栽培では他の養液栽培で生産が難しいとされる結球レタスやニンジンなどの根菜類も栽培可能です。安定生産に向けて栽培管理体系を確立しています。

メロンやイチゴの砂栽培にも取り組みます。

大阪公立大学大学院工学研究科 教授
鍋島 美奈子 氏

トレファーム®は主に野菜の生産を目的とする施設ですが、住民同士のつながりを深めるコミュニティファームに適した施設としても注目しています。
当研究室では、生育環境や作業環境の向上を目的に、トレファーム®内の温度や湿度、放射など物理的な環境計測をおこない、暖房設備の省エネルギー化や、作業者の快適性向上に関する研究を進めています。
新しいコミュニケーションツールとしての機能を強化するためのサスティナブルデザインを追求したいと思います。

研究施設

トレファームラボ(実証実験農園)京都府相楽郡精華町

ここはトレファーム®の実証実験農園です。栽培品種の拡大、高付加価値野菜の栽培やハウス作業環境の改善などの実証や実験を行っています。また、大学とも連携し野菜栽培の研究、栽培環境の研究にも取り組んでいます。
研究を通して得られた実績を活かし、日本の農業や社会の課題解決に向け、新しい価値を提供し持続可能なより良い社会、より心豊かな暮らしを実現します。

トレファーム®で新しいビジネスをお考えの方へ

現在、農業事業をお考えの企業様や社会福祉法人様を中心に、トレファーム®の活用方法や事業収支モデル等お問い合わせをいただいております。トレファーム®で新しい事業にチャレンジしたい方、ぜひご検討されている事業アイデアをお聞かせください。

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