建設事業免震技術
建物を地震から守る、東レ建設の免震構造
免震構造は、地震エネルギーを吸収する装置の上に建物を置くことで、地震により発生した揺れを軽減し、建物や住む人への影響を小さくする技術です。東レ建設は様々な構造・規模・用途に応じた免震構造の設計・施工を提案します。
免震アイソレータ施工例
■実績例
東レ建設では基礎部分に免震装置を取り入れた「基礎免震構造」や建物の中間階に免震装置を取り入れた「中間免震構造」など、集合住宅やホテル、学校などに様々な免震構造を採用した実績を持っています。
免震装置採用例 立面イメージ図
一般的な免震構造は建物の基礎部分に免震装置を取り付けたものとなります。足元から地震による揺れを吸収することで建物への負担や揺れを軽減します。
建物の中間階に免震装置を取り付けることで、上下に柱スパンが異なったり構造種別が異なったりする複雑な用途の建物を設計できるようになります。
免震構造の仕組み
建物に免震層を設け、主要な柱にゴムと鋼板を交互に積層させた「免震アイソレータ」を設置して建物を浮かせます。免震層と基礎層を「免震オイルダンパー」で地震エネルギーを吸収させて地震による急激な揺れを吸収し、建物への損傷を防ぐ技術です。
地震時に上階と下階の揺れ幅が異なる事により水道管・排水管・ガス管等が破損するという二次災害を防ぐため、免震層を繋ぐジョイント部分に「免震継手」を設置して、揺れに対しての変形に追随します。
■免震装置
免震構造イメージ
免震アイソレータ/地震による揺れを伝えにくくします
薄いゴム層と鋼板を交互に積層することにより、「上下(鉛直)方向には硬く、水平方向には柔らかい」性能を有します。これにより鉛直方向には建物を支える機能を、水平方向には地震の揺れを低減する機能を発揮します。また、建物を元の位置に戻す働きもあります。
オイルダンパー/減衰により揺れを吸収します
シリンダー内に設けた圧力を調整する弁を通過する作動油の流体抵抗によって、地震時の建物の揺れを減衰させます。台風などの力にふんばる役目もあります。鉛などの鋼材のねばりを利用したダンパーもあります。
免震継手 概念図
免震継手/水道管などの破損を防ぎます
建物の上階部分と下階とで配管の位置がずれている個所では、揺れにより排水管などが破損する場合があります。
免震継手は地震の揺れに対しての変形に追随し、水道管などのつなぎ目の破損を防ぎます。
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